心がキュッと近くなる「雑談」のススメ～場の空気感がふわりと上がる会社のコミュニケーション術～

コミュニケーション研修でも、ときどきお伝えするのが「雑談」について。
皆さま、雑談されていますか？ちょっとした会話で、心の距離が近づく雑談は、会社のコミュニケーションにもおすすめです。

ところが、「雑談が苦手で…」「何を話せばいいか、分からない」というお声も企業研修で本当によくいただきます。雑談は、挨拶の延長くらい、軽いものでいいと思います。ポイントは、「感じよく」。実は、これだけです。

ちょっとした雑談の効果

雑談をすることで、その人となりが分かり、親近感を覚えるものです。例えば、研修のはじめに見知らぬ人ばかりで、空気感が冷たいときは、少し自己紹介などお隣と雑談をしていただきます。すると、あっという間に、そのスペースの温度がふわりと上がるんです！ほかにも、会社のコミュニケーションにおいて、次のような効果があります

・問題が起きた時に話かけやすい
日ごろから「話しやすい人」というイメージができているので、言いにくいことも言えて、課題解決　のスピードが上がります。

・ストレスが軽くなる
何気ない会話を笑顔ですることで、単純に気分が上がります。ちょっとしたことで、意外と感情は変わるので、お互いにいい刺激になると思います。

・情報が集まってくる
インターネットで手軽に情報が集まる時代ですが、雑談から思わぬ情報や気づきを得ることがよくあります。同じ場所で働いているからこそのヒントや発想が得られることもありますよ。

雑談上手になるには

・相手を感じる
特に会社のコミュニケーションで必要なのは、相手が雑談する時間的、心理的余裕があるかどうか…。そこを見極めて、まずは、挨拶＋「一言」から始めてみることです。本当に忙しそうなら、私は、静かに黙礼だけにします。

・内容は大丈夫？
話しにくい内容ではなく、気軽に答えられるトピックで。熱い、寒いなどのお天気の話題や、ニュース、週末何した？くらいのものがおすすめです。

・表情管理を忘れずに
相手の話に合わせて、表情を変えていますか？嬉しい話題なら嬉しそうに、悲しい話題なら悲しそうに…。雑談後に、「あれ？向こうから聞いてきたのに、無関心だったな」という印象を残さないことです。

いかがでしょうか。日頃の雑談が、会社のコミュニケーションには欠かせません。寒い朝こそ、「おはようございます。今日は、寒いですね。」こんな一言から、職場の温度を上げる習慣を、ぜひ作ってみてください！