ビジネスの現場で、文章や会話のちょっとした違いが、意外なほど信頼や印象に影響することをご存じでしょうか。
私たちは、日本人だから日本語がきちんと話せると思っていますよね?日本人だから正しい発音ができていると思っていますよね?
声を「大」にして言います!「NOーーーーーーー!!」
実は、気づかないうちにいろいろ取りこぼしていることが、か・な・り、あります。
先月東京の企業様にて、現場から「何だかちょっと日本語に自信がないな…」という率直なご意見がでたそうです。そこで、日本語オタクとしてのこだわりをたくさん詰め込んだ「日本語」にフォーカスしたプログラムで研修をさせていただきました。
今回は、そんなビジネスと日本語力についてです。
満足度100%の研修
今回実施した研修は2本。
*『日本語リテラシー向上研修』:温度感のある「書く」に特化した研修
*『チーム力を上げる実践会話研修』:感じよく「話す」にこだわった研修
お陰様で、今回の研修の満足度は、「大満足」「満足」合わせて100%でした!
一般的に、どんなにいい研修や講座でも、100%というのはほぼありません。それぞれの好みがあり、受け取りたい情報も微妙に違うからです。
今回は、ビジネス場面の「日本語」に振り切った内容で、しかもワークが多めの構成にしたため、すぐに使える!と実感いただいたのかもしれません。もちろん、受講いただいた皆様の積極的な態度が素晴らしかったとうこともあります。
日本語で話すこと、書くことは、全てのお仕事の土台ですね。
日々の報連相、お客様への応対、メール、企画書etc…。
伝わりやすい構成から、失礼のない敬語まで。また、言い出しにくい話や、報告のハードルの高さなどの心理面まで、ビジネス日本語をとりまく課題は山積みです。
ここを少し改善するだけでも、自信を持って、相手に伝えることができるはずです。
日本語力の鍛え方
では、どうすれば、自分の日本語力を鍛えることができるのか。私が日々研修を通して感じている方法を3つまとめておきます。
1.文章や会話の“微妙な違い”に気づくことが第一歩
ほんの少しの言い回しや表現の違いで、相手の受け取り方は大きく変わります。まずは、気づくこと。自分の当たり前が、相手の当たり前だとは限りません。自分の言葉がきちんと届いたかどうか、どうぞ、見届けてください。
2.日本語力はチーム力や信頼にも直結する
感じよく話せる、伝わる文章を書けるというだけで、伝えたいことが明確に伝わり、余計な仕事が増えないので、生産性がアップします。感じがいいと、人と情報が集まってくるからです。何より、「分かりやすくて、感じがいい」は、組織全体の雰囲気や信頼感にも影響するのです。(具体的な方法は、私の他のブログでもご紹介しています!)
3.少しずつでも継続することで成果が積み上がる
研修内で、メールのリライトや報告のロールプレイなどの体験を通して様々な気づきがあったそうです。たまには、立ち止まって、客観的に「自分の日本語」を見る勇気が必要ですね。そして、ブラッシュアップする。継続的な意識の積み重ねが、組織全体のコミュニケーション文化に確実に影響を与えます。
日本語にも想像力を!
最近よく聞く「言語化」と言う言葉。
ビジネス場面で日本語力を上げるには、想像力を駆使して「言語化」する力が必要です。
自分が言いたいことをまとめて、つなげて、言葉にする。
さらに、受け取りやすいように、相手が言ってほしい言葉を想像して、共有する。
言語化は、とてもまどろっこしい作業です。
ただ、人間関係にとても効きます。
だからこそ、最近、何だかうまくいかない…という方は、「話し方」「書き方」を見直してみるのもおすすめです。
日本語力の底上げは、個人の自信だけでなく、チームや組織の空気にも直結する土台づくりだと思うのです。