先日、こんなお話を耳にしました。
「コミュニケーションって難しいなって思うんです。ありがとうはしっかり伝えているのに、関係がイマイチうまくいかないんです…」
感謝をする!いいですよね。忙しいとついつい忘れがちになる周りへの感謝。さらに、感謝しているのに、言葉にできない場合が本当に多いので、「ありがとう!」を伝えているだけでもすばらしいことです。
しかし、それだけでコミュニケーションがうまくいくかというと、実はそうでもないんです。なぜなら、「ありがとう」以外にも相手がほしい言葉はたくさんあるからです。
では、今回は、何を言っていいか分からない方向けの具体的な言い回しも含めてご紹介していきます。
だれもが持っている「認めてほしい」気持ち
感謝の言葉を聞くと、もちろん、嬉しくなる人がほとんどです。しかし、それだけでは満たされないのも事実です。他にほしい言葉があるときです。
「承認欲求」という言葉がありますが、心理学者のマズローは、人間の基本的な欲求の1つが、まさにこの「承認欲求」だと言っています。周りから認められたいという気持ちは、がんばる原動力になったりもしますね。
この「認められたい」を満たす言葉が、職場でもいい人間関係の潤滑油になることがあります。
「○○の仕事、すごくよかったね」(仕事ぶりを認める)
「さすが新しい視点だね」(考え方を認める)
「いつもみんなのためにがんばってくれてるね」(役割を認める)
ポイントは、具体的に「○○だから○○と思った」と伝えることです。言われた方はモチベーションがグッと上がります。
「承認」を感じて思ったら、伝えることが大切です。
「存在承認」の不足
さらに若手の方はもっと純粋にただ「存在を認めてほしい」というニーズもあるようです。これが離職の原因にもなっているという気になる記事もありました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/89664634d82d9c93c62229b055ef9af22613e994
人は自分の居場所を感じられないと、居心地が悪く不安になりますよね。職場では、存在を認められ、仲間意識を感じられるかも会社のコミュニュケーションには必要です。
具体的には、いつも見ているよ、関心を持っているよと言葉と態度で示すことですね。これは家族間でも同じです。
「いるだけでうれしいな」「いてくれてありがとう」
ほら!言われるだけでHAPPYですね。
「そんなの恥ずかしくて言えない」というあなたへ
研修やセッションで「言葉は言わないと伝わらない」と言うと、昭和男子から「そんなの恥ずかしくて言えない!」と”断固拒否”の反応がよくあります。
また、「えー!そんな簡単なことを言ってほしいの?」と驚く昭和男子・平成男子もいます。
(あくまで小林調べです。)
言ってほしい人と、絶対言えない人が同じチームにいるシュールさ。当然、ズレてきます。そして、ご本人たちは、それほど言ってほしいと思っていないので、言ってほしい気持ちがそもそも分からない。
だから、相手は「あー、認められていない」とますます思うのです。
しかし、それでは解決しないので、3STEPで言語化できるようにがんばってみてください。
STEP1: 相手を「認めている」部分を自分で感じる(感じられない人がとても多い印象です)
例)お!これはいい資料をつくったな。
STEP2: 認める言葉を短くてもいいので口にする(褒めなくていいです。気付いたこと、客観的事実でOK!)
例)「いい資料だな」「いい資料ができたね」
STEP3: その事実がどのような影響を生んだかを伝える
例)「いい資料が出来たから、先方も喜んでいたよ。」「いい資料が出来たから、みんながわかりやすいね」
この3つのSTEPで、無理なく「認める」を習慣化をしてみてください。
ほかにも・・・
他の相手のニーズとしては、「理解」「尊重」「共感」「信頼」etc… このあたりでしょうか。
この気持ちを表す言葉をベストのタイミングで言えれば、関係改善が加速します。!
理解:「そういうことだったのか!言ってくれてありがとう」
尊重:「○○さんらしい考え方、いいですね!」
共感:「それは、本当におめでとう!私もうれしい!」
信頼:「○○さんならできると信じてるよ」
(少し暖かくなったので、春のお花を・・・)
どの言葉がぴったりくるのか、それは投げてみないと正直分かりません。そのためには、相手をじっくり見て、理解しようとすることが大切です。そうやって、諦めずに少しづつ信頼関係を築くのが、いいコミュニケーションのコツかもしれませんね。
いかがでしょう?
心の中で思っても、言葉にしないことが多くありませんか?
以心伝心はありません。「ありがとう」以外の効く言葉を使って、会社のコミュニケーションを磨いてくださいね。